映像研究科修士課程では映像に関する専門的な知識を身につけるとともに、みずから創作に取り組むことのできる芸術家や研究者を育成する。映画専攻における修了要件取得単位(32 単位)を取得し、かつ修士論文?修士作品が修了に値する評価を受けた者に学位を授与する。
【映画専攻】
映画専攻においては、基本的に制作を学位論文に値するものとするが、個々の学生は個別の役割についての詳細な論文形式の作品解説を提出することを義務づける。
また、学位審査にあっては、学位申請者が主体的に取り組んだ研究成果であって、高い専門性があり、新規性、独創性、学術的意義を有し、その成果が今後の新しい映画表現に繋がるものと認められるかを重視し、評価する。
【メディア映像専攻】
メディア映像専攻の修了に当たっては、修士論文又は修了制作を選択するものとする。なお、基本的に修了制作を学位論文に値するものとし、修了しようとする学生は個別に自己の制作意図とプロセスについての詳細な論文形式の作品解説を提出することを義務づける。
学位審査にあっては、学位申請者が主体的に取り組んだ研究成果であって、高い専門性があり、新規性、独創性、学術的意義を有し、その成果が映像分野の進展に貢献するものと認められるものであることを評価する。
【アニメーション専攻】
所定の単位を修得し、かつ最終年次に修士作品?修士論文のいずれかの提出を求め、合格した者に修士の学位を授与する。修士作品?修士論文の最終審査では、主査1人副査4人の計5人の教員からなる審査委員会によって審査?採点が行われ、合否が判定される。
また、学位審査にあっては、学位申請者が主体的に取り組んだ研究成果であって、高い専門性があり、新規性、独創性、学術的意義を有し、その成果が映像分野の進展に貢献するものと認められるものであることを評価する。
(2024年12月13日更新)
博士後期課程に3年以上在学し、必修科目を合計10単位取得し、かつ特別研究指導を受けたうえ、博士論文?作品を提出し、博士論文の審査に合格したものに対して、博士(映像)ないし博士(学術)の学位を授与する。
博士論文に向けては、大きく分けて理論中心の研究方法と、実践中心の研究方法を取ることができる。理論中心の研究方法は、従来から行われているように、論文によって成果を示すものです。実践中心の研究方法は、作品の展示や上映の形で成果を発表し、相補的な関係にある論文と合わせて研究成果とするものです。いずれの場合も複合的な分野の性質を反映し、研究科外部の専門家を含む3名以上の審査委員会を設けて審査を行う。研究成果は、本審査会および最終審査会で公開する。
審査にあっては、学位申請者が主体的に取り組んだ研究成果であって、高い専門性があり、新規性、独創性、学術的意義を有し、その成果が映像分野の進展に貢献するものと認められるものであることを評価する。
(2024年12月13日更新)